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カナダの旅2014(20)オンタリオ博物館 古代エジプトその他の見所1

古代エジプトコーナーはまだまだ続きます

もうひとつの見所が、The tomb of Kitines

Kitinesという人物のお墓が復元されています

386jpgに説明あり。doorwayとinner chapel

Kitinesはエジプト人ではありません。けれど、古代エジプトの装飾をほどこした墓を造営したそうです。時は、AD2世紀。ローマがエジプトを支配していた時代。ダクーラオアシスのEzbet Bashendiという場所に作られた墓が、1980年に発掘されました。

さて、ここからは、私がおもしろいと思ったものをランダムにセレクト。まず、墓の副葬品の中から、

牛の出産の模型

リアルすぎる~(○□○;)

これも副葬品で、台所の模型
(中王国時代、2010BC、メンチュヘテプ2世の墓出土)

Tomb of Mentuhotep 2世。Model of kitchen。穀物を叩いてつぶし(pounding grain)

大きなドームは、パンを焼く釜。右にいる男性召使が穀物を叩いてつぶし、女性召使が粉にしています。

また、肉屋で牛をさばく模型
(中王国時代、2010BC、メンチュヘテプ2世の墓出土)

Butchers and cook at work

古代エジプトでは、こうした作業をする時、きちんと計量が行われていました。たとえば、新王国時代の計量単位は、

約91gが、1deven(デベン)
1デベンの10分の1が、1 kite
液体は約0.5リッターが、1hin

計量の際の分銅も展示されていました
上段左から1/2 kite, 1 kite, 2kite,
1deven、10deven、20deven

古代エジプトの当時の様子は、出土品や壁画などから想像するしかありません。その手がかりとなるのが、こうした絵です。

泥に水を加えて型に入れ、天日干しレンガを作成

驚いたことに、この製法が今日のエジプトでも脈々と受け継がれています。その証拠に、現在でも同じような型を使った製法で泥レンガが作られています。その型が、画像上の部分。画面下は、新王国時代、1250BCの泥レンガです。

レンガには、ラムセス二世のカルトゥーシュが刻まれています

また、下の画像は、書記と呼ばれる役人の姿を表しています。右側の男性が読み上げ、左にいる書記が書き留めています。

右の男性が脇に挟んでいるのは、筆入れです

その実物が、この葦の筆と筆入れ(BC1567-1085年)

こうした筆を使って、石片に下絵が描かれました

男性の横顔や牛、
カバの神や捧げ物をする様子です

こうした壁画を描く際、細かい規則がありました

時代によって違いがありますが、この時代は18個のマス目にあわせて描くと、人物が正しいプロポーションに仕上がるようになっていました(デル エル バハリ出土、新王国時代、1400BC)。

壁画の彩色には、石をすり潰した顔料が使われました

また、墓の造営の模型も展示されています

ca2014nada0484.jpgに説明

アビドスに作られたWadjiという人の墓

The tomb of Wadji at Abydos

レンガを積み上げ、梯子を使い

巧みに作り上げていく様子がわかります

こうした建築作業に使われた道具も見ることができます

右上:石を切る道具
真ん中:仕上げ用の磨き石
左下;ロープ
右下:建築プランのスケッチ
(デル エル バハリ出土、1568-1065BC)

また、端喰(Builder's clamps)と言うのでしょうか

石材同士のずれを防ぐため、石材の穴に刺しこんだ固定具(木製とブロンズ製)も出土しています。ブロンズ製の端喰には、ネクタネボ二世の名前が刻まれていました(デル エル バハリ出土、新王国時代、1567-1085BC and Late period)。



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