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ワシントン旅行2013(104)サロン ドレとスケートリンク

絵具と戯れ

まるでフランスのお城

それが、コーコラン美術館内の「サロン ドレ(salon dore)」という部屋に入った瞬間の第一印象です。それも、そのはず。

ここは18世紀に
パリのホテルにあった部屋

それを1926年、米国上院議員ウィリアムA.クラークが購入。最終的に、このコンコーラン美術館へ移築されることとなりました。

ドアの取っ手も、かなり凝った意匠

魚眼レンズで撮影しても、おもしろい(^^)

ここは、ゆっくり鑑賞したいところ…でしたが、団体さんが次から次へとやって来て、どうにも落ち着きません。人混みを避けるように二階へ上がると、そこは現代アートコーナーと

えぇ~!? スケート リンク !?(@@)!?

なぜ、美術館にそんなものがと思ったら、彫刻家ミア・フォイアーの個展「An Unkindness」が開催されていたのです。写真は撮りませんでしたが、スケートリンクもアート作品になりえるとは…( ̄▽ ̄;)

現代アートコーナーは
ほとんど見物客がいません

James Hyde "Ratchet
(Ratchet:歯止め、徐々に上がるの意)

材料は、ガラスとシリコンと油絵具

半立体のテクスチャーがおもしろい作品です。けれど、それより心に響いたのは、作品の横に書かれていた彼の言葉でした。

材料を楽しめなければ
どんなアイデアがあろうと意味がない

原文は「If you're not enjoying the materials, it doesn't matter what ideas you have, because they're left for dead.」。

この言葉を読んで、昔、ロンドンのアートカレッジで教わった事を思い出しました。ある日、油絵の先生から出された課題は「幅1メートルほどの大きな白い紙を広げ、手の平に絵の具をつけて、紙の上に塗りたくる」というものでした。

ぐちょぐちょになる手も気にせず
思うがままに塗り重ねる色の世界

手のひらから伝わる絵の具とキャンバスの感触は、幼い頃、泥遊びをした感覚を呼び起こしました。そうして子供のように遊んでいるうちに、思いもよらない作品ができあがったのです。

絵の具って
こんな使い方をしてもいいんだ

という気づきは、新たな作品制作手法の発見でした。James Hyde氏の言葉も、それと同じ事を言っているのではないでしょうか。

何事も「楽しむ」って大事ですね(^^)



テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

【2021/05/01 07:16 】 | ワシントン旅行2013 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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